「心の部屋」

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06. 目標を立てると得意になるかも

 皆さんは、自身が「飽き性型タイプ」だと思いますか、それとも粘り強い「熱中継続型タイプ」だと思いますか?
如何でしょうか、どちらだと思いますか。
実はこの二者択一の質問は愚問です。
個人差はあるものの、誰しもが両方の性向を持ち合わせているのです。

 いくつかの例を挙げてみます。

主婦の場合:
「掃除洗濯は億劫だけど、料理をするのは好き」
子供の場合:
「算数は苦手だけど、国語は好きで成績も良い」
ビジネスマンの場合:
「毎日の仕事には身が入らないが、ゴルフには凄くはまっている」

 そうこうボヤキながらも、億劫で気が乗らない事柄の方も、放り出す事が出来る訳では決して無く、出来れば好きになりたいし、それなりに出来る様になりたいのでは。
では、そんな願いは、どうすれば叶うのでしょうか?
私は、こう分析しています。

 好きであったり、得意であったりする方の事柄には、「更に向上したい」との思いが存在します。
そして、そんな事柄の方には、絶えず具体的な「目標」を掲げているのではないでしょうか。
「次はあの料理を作ってみよう」「漢字の書き取りが下手だから練習しよう」「不得手なアプローチショットを練習しよう」等々。
常に先の「目標」を抱いている。
ですから、熱が入り得意になるし、更に好きになる。

 一方、上手く出来ない方の事柄といえば、何とかしたいとの思いは強くても、「目標」を掲げているかと言えば、どうもそうでは無い。
只々、気が乗らず、好きにはなれず、故に得意にはなり難い。
そこで、ここはひとつ「目標」を掲げてみる事をお勧めしたいと思います。

 気が向かない事柄ですから、高く難しい目標は逆効果。極々平易な目標を設定します。
そんな目標ひとつが達成できれば、好きでなかった事柄も、ちょっとだけ嫌でなくなると思います。
そしてまた、平易な目標を立てる。
そんな事を繰り返す事で、何時しか好きで得意な事柄になるのではないかと、そう私は思っています。

 ぜひ一度、試してみてください。






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